こんばんは!自律神経・内臓専門整体師の鹿庭(かにわ)です。
本日は出産の際に帝王切開となってしまい手術により傷跡の感覚がなくなってしまった場合での改善させるために大切なことについてお伝えしていきます。
手術により傷ができ、その傷口を縫い合わせた場合、どうしてもその部分やその周囲の触った感覚が鈍くなったり、感じにくくなったりすることも多いと思います。
そのときに皮膚に起こっている状態やカラダの内部での問題、改善させるためのケアなどを解説していきます。
このような悩みのある方へ
1)帝王切開により傷跡の感覚が弱くうずく感じがする方
2)傷跡の周辺が冷えてしまい動きも悪い方
3)傷跡の周辺の筋肉が硬くなり違和感がある方
2)傷跡の周辺が冷えてしまい動きも悪い方
3)傷跡の周辺の筋肉が硬くなり違和感がある方
なぜ、感覚がなくなってしまうのか
感覚というのは神経の働きが深く関係してきます。
そして、神経の働きをサポートしているのが血液の循環です。
神経にも栄養血管が存在し、神経の膜の内側などに入りそこから神経細胞へと栄養を送り届けます。
そのため、神経への血液循環が悪くなれば神経自体もむくみやすくなり、しびれなどを引き起こすことがあります。
皮膚にも神経が通っており血管と一緒に走行しています。
人間のカラダは内臓を最優先に血液を送るため一番カラダの外側にある皮膚は後回しになりやすく元々、血液循環が悪くなりやすい場所でもあります。
そのために、手術により傷が入ってしまうことでその周辺の神経や血管の働きは一時的に遮断されてしまうため、さらに栄養が行き届かなくなってしまうことになってしまうのです。
改善させるためのセルフケア
神経の働きを活性化させるためには血液循環を上げていくことが大切になり、この働きを作ることで実際に治療させていただいたクライアント様の中でも感覚が改善されたケースも多くありました。
簡単に行なえる血液循環を上げるためのセルフケアは全身の張りを作っていくことです。
手順はとてもシンプルで使うのは両腕のみです。
それでは手順をご紹介していきます。
- 両手をバンザイしていきなるべく真上に腕が伸びるようにする
- 手のひらをできる限り開いていく(このとき、指先が反りすぎないように注意する)
- 肘もしっかり伸ばしていく(手を開くのも同時に行なう)
- 肩からしっかり伸ばしていく(手と肘を伸ばすのも同時に意識する)
- 2〜4を5回程度、繰り返す
腕をバンザイするのが困難な方では左右から真下に伸ばした状態でも問題ありません。
とてもシンプルなのですが、やってみると意外と腕全体が温かくなり全身の循環も高まってきます。
この運動はストレッチとは少し違い、イメージとして伸びをするような感じになります。
この伸びの運動をすることで、カラダにある筋肉全体が働きを作るため皮膚のような末端部へもしっかりと血液を循環させることができるようになります。
細胞の生まれ変わりは常に行われている
傷口ができてしまっているから感覚が鈍くなってしまったと諦めてしまう必要はありません。
カラダの細胞は日々、生まれ変わります。
手術により、その場の神経や血管の働きは傷口の影響で手術前よりは弱くなってしまうかもしれませんが、その周辺の筋肉や皮膚の循環はいくらでも上げることは可能です。
脳の反応として、周辺の場所への循環量が弱くなってしまっていることが手術後などでは多いので意識的に循環を作り日々の生まれ変わりの変化を促進させることで、皮膚の緊張や感覚や動き方なども変化をしてきます。
人間の細胞の数はイメージができないほどの数が存在しています。
そしてその細胞は日々生まれ変わり、あなたのカラダを改善させるために働いています。
まとめ
今回は帝王切開による傷口の感覚麻痺の改善方法についてお伝えしていきました。
感覚が鈍くなってしまうことによりカラダの内部で起きていること、そこに必要な働きと改善させるためのケアについてまとめてみました。
傷口の問題もありますので、人により差は見られると思いますので、どのくらいで回復するということはお伝えできませんが、ひとつの手段としてお伝えさせていただきました。
ただ、ひとつ言えることはカラダは常に治ろうとする働きを持っているということです。
そのため、内部的に整えていくことでより回復する力は高まっていきますので是非、お試しください。
やり方などよくわからない方や長い間、感覚麻痺により悩んでしまっている方、その他カラダの悩みなどをかかえている方などいましたら気軽にご相談ください。
それぞれの状態に合わせた改善方法をご提案させていただきます。